2004年5月17日月曜日

【今日の読書】喉切り隊長/ジョン・ディクスン・カー/早川ミステリ文庫

 歴史物だと、カーの文章が生き生きとしているのは気のせいでしょうか。場面の切り替わりも早く、テンポも良いのでスイスイと読めます。

 ミステリの要素もあり、犯人はかなり意外な人物です。一応主人公が探偵役なんですが、かなり他のキャラクタに見せ場を喰われているのが、まだまだ「型」が存在しなかった頃の作品なんだな、と思わせます。

 ミステリが好きで無い人にも勧められる良い小説でしょう。

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