2005年2月4日金曜日

時代の違い

 最近、小説と言えば海外の古典推理小説ばかり読んでいます。特に本格(推理小説)黄金時代と呼ばれる1910年代から1930年代頃の作品を読む事が多いのですが、やっぱり時代の差に時折困惑させられる事があります。
 その時代の科学や文明のレベルが、どの程度であったのかが分からないのが原因でしょう。
 例えば、今読んでいるのはF.W.クロフツの『樽』という有名な作品ですが、どうやらこの時代のイギリスは、自動車と馬車、電話と電報が混在していたみたいなんですよね。僕のイメージだとこの頃は、交通機関は既に自動車が主流になっていて、通信は主として電報という感じだったのですが……。
 歴史書を紐解いても、こういう「風俗」って殆ど描かれていないのは困ったものです。



0 件のコメント:

コメントを投稿