2005年8月15日月曜日

スポーツドリンクの二種別

 1週間に3回とか4回とか、社会人としてはちょっと考えられない程バドミントンの練習をしている僕ですが、それだけ練習をすると必然的に沢山のスポーツドリンクを飲む事になります。

 8月に入ってからは、外気温が35度を超える日も幾度となくありました。バドミントンは、その種目の性質上、体育館は完全に密閉状態で、冷房施設があっても完全停止が基本です。何故ならば、シャトルコック(羽)はそれ自体の重量が5グラム前後しかない上に表面積が大きいので、冷房の微風でも簡単に軌道が変化してしまうからです。

 そういう状態だと、体育館内の温度は外気温+5度位になるのが普通です。つまり外が35度ならば体育館内は40度になります。ちょっとした、ぬるま湯と同じ温度です。従って、汗をかく量も半端ではありません。1時間も練習を続ければ、シャツはびっしょりになり搾れる程です。

 さて、そういう環境なので、当然様々なスポーツドリンクを試す事になります。色々飲み比べていくうちに、最近のスポーツドリンクは、2種類に分類されている事が分かりました。それは浸透圧の高低による分類です。

 浸透圧というのは、簡単に言うと体(細胞)への吸収のされ易さです。浸透圧が低い程細胞への吸収が早くなります。

 その浸透圧が水と同等のものをアイソトニック飲料、水より低い(吸収されやすい)ものをハイポトニック飲料と呼びます。

 アイソトニック飲料の代表が、大塚製薬のポカリスウェット、コカ・コーラボトラーズのAQUARIUSです。最近出始めてきたハイポトニック飲料の代表は、アサヒ飲料のSUPER H2Oや味の素が出しているアミノバイタルです。

 一般的に、運動前には糖分濃度の高いアイソトニック飲料を飲むのが良く、運動中・運動直後は吸収の早いハイポトニック飲料を飲むのが良いと言われています。また、アイソトニックとハイポトニックの違いは、基本的に浸透圧だけです。この浸透圧は、水分中の糖分濃度で決まるので、アイソトニック飲料を水で2倍程度に希釈すればハイポトニック飲料と同じような効果が得られます。

 試合の時は、水分の吸収速度がかなり重要なパラメータになる事もあるので、僕は極力ハイポトニック飲料を飲むようにしています(大会で勝ち進んでいくと、どんどん試合間隔が短くなり、場合によっては準決勝と決勝の間に10分間しか休憩が取れない事もある)。



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