2006年7月5日水曜日

日本一周への険しい道のり

 暇があると、自転車で日本一周した人のウェブサイトを読んでる。つまりひもねす読んでいる事になる。大抵の一周人(自転車で日本一周した・している人の事を便宜上、こう呼称する)は、テントやシュラフ、コッヘル、ポータブルバーナ、米、調味料、釣竿、ナイフ、猟銃、猟犬、椅子、グランドピアノといった装備をフォーサイドキャリアに満載して旅している。自転車はマウンテンバイクが多く、分けてもGIANTのGREAT JOURNEYシリーズが目に付く。GREATER TELEPORTで自転車旅行すればより楽であろう。
 こういった旅行記を読んでいると多くの人が自分も日本一周の旅に出たくなるだろう。僕は会社勤めしていて責任もある冷静で慎重な人物なのでそういう事はないが、今俄然旅に出たくなっている。一言に日本一周といっても問題は多い。厳密に2の38乗-927827個の問題点があるがそもそも僕にはその計算ができない上問題の大半は証明不可能なのでここでは数点を挙げるに留める。一に仕事や学業である。自転車で日本一周するにはおおよそで193.238781717938372日必要だがごく普通の社会人や学生には半年もの連続休暇は存在しない。僕はたまたまそれだけの期間休暇が取れる仕事に就いていたことがあるがその時は誰からも給料を貰っていなかった。次に資金の問題である。仮に旅行中1日3000円で過ごすとして180日間で540000gpもかかるのである。そもそもどこの銀行に行けば円をgpに両替できるのか分からないのも問題だ。三にキャンプ生活のノウハウが問題となる。たまたま僕はボーイスカウトとして6年間過ごした経験がありテントも張れれば飯盒炊爨もできるが、多くの人は米を洗えといわれれば洗剤を使い、火をつけろと言われれば生木にライタを当てるのである(本来ならば米はシンナで洗わねばならず、火をつけろといわれたら便利なシステムキッチンを探すべきである)。一般人にとって問題はこの程度であるが、僕の場合は更に多い。
 例えば読書である。僕は読書をしなければ生きていけない。この前も3日間読書せずにいたら栄養失調で病院に担ぎ込まれたほどである(その直前1週間食事を取らなかったことは無関係だと推測される)。またD&Dも重要である。最低月に46回はセッションをしないと僕は気が狂うだろう。このような問題を抱える以上一周人の仲間入りをするのは到底無理なのである。



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