2007年2月20日火曜日

【今日の読書】DNS&BIND第4版

書名
DNS&BIND第4版
著者
Paul Albitz, Cricket Liu
翻訳
小舘 光正
監訳
高田 広章、小島 育夫
出版
オライリー
価格
5200円
ISBN
4-873110ー074ー2
bk1
http://www.bk1.co.jp/product/2137459

 本日読了。

 DNSその代表的な実装であるBINDの聖典と言われている本です。「DNSの事なら何でも書いてある本」とも評価されています。2002年に邦訳された本ですが、原書は2001年発刊です。当時はBIND9がリリースされたばかりで、巷間で使われていたものはBIND8系と4.9系が主でした。それに伴ない本書では4.9、8、9それぞれについて解説を行なっています。設定なども3シリーズのものを併記してあるので、どのシリーズを使っている人でも安心して読む事ができます。しかし(当時の)9系では、まだ実装されていない機能なども多々あったようなので、BIND9.3.xを使ってDNSサーバを構築しようとしている人には若干物足りない部分があるかもしれません。

 とは言え、DNSの基本的な仕組みに始まり、トラブルシューティングやデバッグの方法、nslookup/digといったツールの使い方まで、DNSを取り巻く情報を広汎かつ詳細に解説してる本書がネットワークに関わるエンジニアにとって役立つ事は間違いありません。況や、中規模以上のネットワークを管理している管理者ならば必読です。



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