2008年12月28日日曜日

【今日の読書】ヴィクトリア朝の下層社会

書名
ヴィクトリア朝の下層社会
著者
K・チェズニー
訳者
植松 靖夫・中坪 千夏子
出版
高科書店
価格
3900円
ISBN
-
bk1
http://www.bk1.jp/product/00746142(絶版)

 本日読了。古本で入手しました。読み応えのある本で、面白かったです。しばらくは大英帝国探訪の読書が続きます。

 ヴィクトリア朝というと『メイド! ヴィクトリアン・メイド!!』とか妄想して『下層社会という事は、下働きの女中(メイド)の普段の生活に焦点を当てた本だな』とか夢想する人もいるかもしれませんが、全然違います。この書籍の定義に則るならば、貴族の屋敷に奉公している女中は、下層階級の上辺か中産階級の下あたりに位置するはずです。が、この本で扱っているのは下の下です。目次を見てみましょう。

  1. 十九世紀中期
  2. 下層社会
  3. 放浪者たち
  4. 下層社会の要塞
  5. こそ泥と追い剥ぎと泥棒紳士
  6. 押込み強盗と故買屋
  7. 乞食
  8. ぺてん師と詐欺師と贋金つかい
  9. 賭博師の下層社会
  10. 売春

と、こんな感じです。



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