2014年7月31日木曜日

D&D5版 戦闘ルール概説 5

前回の続きです。

戦闘終了後の処理です。

まずはHP0のクレリックをstable状態にする必要があります。stableにするにはDC10の【判断力】(Medicine) 判定が必要です。もしHealer's Kitを持っていれば判定無しでstableにする事が出来ます。大まかなラウンド進行を続けます。ローグ、ウィザード、ファイターがそれぞれ治療に挑戦しますが失敗してしまいました。クレリックはもう一度Death STが必要になります。1d20=20! Death STで出目20だとHPが1に回復します。これで問題は解決しました。

茂みで街道から視線の通り難い所に移動してShort Restをします。Short Restは1時間掛かります。Short Rest中はHit Dice (以後HD)を使ってHP回復する事が出来ます。使ったHDはLong Restを取ると最大HDの半分だけ回復します (小数点は切り捨てが原則なので、ベーシックルールの記述を厳密に適用すると1レベルだとLong Restを取ってもHDが回復しません。多分最低1回復するという記載が抜けているのではないかと思います。エラッタ待ち やはり2014年8月13日に更新されたBasic Rules v0.2で最低1回分回復の記述が追加されました)。1レベルPCは1HDですから各人1日1つのHDを使う事が出来ます。各キャラクタのHPの状態を示します。スラッシュの左側が現在HP、右側が最大HPです。

  1. ファイター 13/13
  2. クレリック 1/11
  3. ローグ 7/10
  4. ウィザード 5/8

HDの種類はクラスにより異なります。ファイターであればd10、クレリックとローグはd8、ウィザードはd6です。HDを使うその各クラス毎のHDの種類のダイスを1つ振って【耐久力】修正値を足した分だけ回復します。このクレリックであれば【耐久力】修正値は+2なので1d8+2回復するわけです。ファイター以外はダメージを負っていますので、それぞれHDを使います。クレリック1d8=6で8点回復、ローグとウィザードは出目1でも全快です。

ウィザードはShort Rest中にArcane Recoveryの能力を使えるので、これでマジックミサイルで使用した1レベル呪文のスロットを回復しておきます。

これでShort Rest中の処理は終了です。

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