2014年9月4日木曜日

Greyhawk Walker's Guide 02

Greyhawk世界を紹介していくのですが、誤解が発生しない様にしなければいけません。僕が最初に紹介していくのはAD&D1版時代のGreyhawkです。つまり本文の中で「現在」とか「今」という言葉でGreyhawkの歴史の現在地を示した時は原則としてCommon Year (CY) 576年を指すと考えて下さい。例えば『遡る事7年前』と言ったらばCY569年になります。

●Flanaessのおおまかな歴史の流れ

今から数千年前Oerik大陸にはSuelとBukluniという永きに渡って栄えた二大帝国がありました。その二大帝国の間で約1000年前にBaklunish-Suloise Warsという大戦が発生します。その時にSuelらの魔術師が集ってInvoked Devastationという強力で広大な範囲を持つ10レベル呪文をBakluniに投げかけました。その報復にBakluniに魔法使い達はRain of Colorless Fireという同じ様に強力な呪文をSuelに仕掛けます。Invoked Devastationによって発生した不毛地帯はCrystalmist山脈の西部にあり現在はDry Steppesと呼ばれる荒野になっています。Rain of Colorless Fireの跡はSea of Dustという砂漠です。この強大な魔法の災厄をTwin Cataclysmsと呼びます。

Flanaess地方には元々Flan人が住んでいたのですが、Baklunish-Suloise Warsの結果発生した大量の難民がFlanaessに流れ込みました。Bukluni人はFlanaess北西部に、Suel人は中央部を横断して流入しました。SuelとBakluniの間で両者に傭兵として利用されていたOeridという民族がいます。彼らはTwin Cataclysmsよりも前に現在のUllの当たりに移住を始めていたのですが、SuelとBakluniの移住と共に中央Flanaessへと進出し始めます。

中央FlanaessではSuel人とOerid人の間で度々戦が起き、また両民族間での混血も進みます。そんな中Oerid人の中でも力のあったAerdy族が打ち建てたKingdom of Aerdyは東へと覇権を進めFlanaess中東部を覆う一大帝国を築き上げます。これがGreat Kingdomの始まりです。Pax Aerdyを成したGreat Kingdomの王は自らをOverkingと僭称し始めます。

Kingdom of Aerdyに先立つ事およそ100年、Flanaess西部のSheldomar ValleyにSuelの貴族からなるKingdom of Keolandが建国されます。この国はFlanaessに作られた歴史上最初の王国です。Keolandは一時期Sheldomar Valleyのほぼ全域を版図の治めましたが、Gran March、Bissel、Sterich、Yeomanryなどが独立していきます。

Great KingdomがOverkingを僭称し始めてから200年、Great Kingdomは腐敗を極めその周辺所領が独立していきました。FuryondyやNyrondはその独立した国の最も大きな物です。

この様な移住と征服、独立を経て現在のFlanaessが形作られています。

Map of Flanaess, pre Greyhawk Wars

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