2015年5月4日月曜日

D&D5版 Sage Advise 20150430

2015 年 4 月 30 日にウィザーズ社のサイトで 5 版で最初の Sage Advise「THE ABILITY CHECK」が公開されました。内容を抄訳してみます。題名が the ability check なので半分以上は能力値判定に関連する質問ですが、それ以外のものもあります。

質問 1: 命中判定とセービングスローは、つまる所特殊な能力値判定なのでしょうか?

回答 1: 違います。この 3 種類の判定はそれぞれ 20 面体に能力値を加算して目標値と比較する判定ですし、3 つ共有利/不利にが乗る場合もありますから同じ事の別の面に見えますが、それは良くある勘違いです。要するにこの 3 種の判定は同じ要領で事の成否を決めているというだけです。

質問 2:ヘックスの呪文を相手に掛けて影響する能力値に【筋力】を選択した場合、その相手は【筋力】を使った命中判定とセービングスローに不利を被るのですか? (訳注:ヘックスは効果が 2 つある。1、術者がヘックスの影響下にある相手を攻撃する時にダメージボーナスを得る。2、ヘックス影響下にある相手は術者がヘックス行使時に選択した 1 つの能力値判定について不利を被る)

回答 2:ヘックス影響下でも命中判定とセービングスローには不利を被りません。ヘックスの呪文の説明にある通り、この呪文は選択した能力値判定に影響します。この説明文では命中判定やセービングスローには触れていません。ですから例えば、術者が【耐久力】を選択したとしても、ヘックスの呪文は対象の呪文の精神集中の判定には不利は被りません。何故なら呪文の集中判定は【耐久力】の能力値判定では無く、【耐久力】のセービングスローだからです。

質問 3: バードのジャック・オブ・オール・トレーズの特徴は、バードが習熟していないセービングスローや武器での攻撃に適用可能ですか。

回答 3: 適用出来ません。この特徴の利益は能力値判定にのみ適用出来ます。ただイニチアチブ判定が【敏捷力】判定である事を忘れないで下さい。バードのイチニアチブ判定には、そのバードが何らかの理由で習熟ボーナスをイニチアチブに加算可能な状態で無いのならば、ジャック・オブ・オール・トレーズによるボーナスが適用出来ます。

質問 4:つかみかかりや突き飛ばしの様な【筋力】 (〈運動〉) 判定は、命中判定の一種ですか?

回答 4: 違います。つかみかかりや突き飛ばしはあくまで能力値判定です。従って命中判定に影響する各種効果はこれらには影響しません。

質問 5: 自分のターンに最高で何回呪文を使えますか?

回答 5: ルールで明確に、ターン中に行使可能な呪文回数の上限というのはありません。しかし実質的な上限はあります。アクションで 1 回、ボーナス・アクションで 1 回、怒涛のアクションがあればもう 1 回です。通常ボーナス・アクションでヒーリング・ワードの様な呪文を唱えた場合、残りのアクションでは初級呪文しか使えないという制限がありますが、怒涛のアクションによる追加アクションで使う呪文はこの制限を受けません。

質問 6: 呪文の集中を維持するには視線が通っている必要がありますか。

回答 6: その呪文の説明に集中を維持するのに視線が通っている必要があると書いてなければ不要です。

質問 7: マルチクラスをしたキャラクタがレベルで効果が上がる初級呪文を使う時にはキャラクタレベルと呪文を行使するクラスレベルのどちらを使って計算するのでしょうか。

回答 7: キャラクタレベルを使って下さい。例えばバーバリアン2/クレリック3 がセイクリッド・フレイムを使うならば 5 レベルとして計算出来ます。

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